失敗する?二世帯住宅の間取り 第三弾/子供が結婚できない家

これまで「嫁のプライバシーがない家」「同居なのに孤独を感じる家」と紹介してきました。

今回は、失敗する二世帯住宅の間取り 第三弾!「嫁が来ない間取り」をご紹介します。

まずは、わたしが実際に出会った間取りのご紹介から・・(個人情報保護のため、かなり脚色しています)

【家族構成】

祖母(80歳)

父(58歳)

母(55歳)

長男(35歳)

次男(32歳)

長女(28歳)

【間取り】

1階⇒ 祖母の寝室、介護用のお風呂、トイレ、キッチン、ダイニング、リビング

2階⇒ 父母、次男の寝室

3階⇒ 長男、長女の寝室

外回り⇒玄関まで介護用のスロープあり

【この家族の家づくりにまつわるお話】

もともと家が建っていた場所に、3世代が住めるよう3階建ての住宅に建て替えました。

理由は、祖母の介護が本格的になり、介護がしやすい家にしたかったからです。

ローンは、父が高齢で組めなかったので、長男が組みました。

頭金は父がたっぷり出し、次男と長女も家賃を毎月支払っています。

これで家族みんなで介護する準備ができました!

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ここのお婆さま、とても幸せな方ですね~(ノ▽〃)

家族みんなに囲まれて、安らかな最期を迎えられそうです。

と・・・

ちょっと待ったぁ~~~っ!

何かおかしくないですかっ!?

おいおい、子供たちが3人、成人して社会人になってるのに実家暮らしをしてますよ~。

え?こういう大家族が理想の家族なんですか??

なるほど。。。核家族化や孤独死が問題になるなか、こういう大家族で支えあうのって素敵なんですね。

でも・・・・勝手なことを申しますが・・・わたし、ここの長男さんとは絶対結婚できませーんっ!(((*>д<*)))

この3階建てのおうちを見学したとき、最初に思ったのが↑でした^^;

その理由は・・・

1. 家を建てるというイベントに参加できなかったのが残念

家づくりって楽しいじゃないですか!

自分のイメージしている夢のマイホームを建てたいんですよぉ!!

それなのに、結婚前にもう住む家ができちゃってるなんて・・・ガッカリです

2. 親子ローンのせいで夫婦ふたりの生活ができない

新婚期間ぐらい夫婦だけで生活したい・・・

でも、すでに住宅ローンを組んでる長男と結婚すれば、アパートを借りるのは金銭的に難しそうだ・・・。

3. 介護の即戦力として働かなければならない

いずれ誰もが通る道・・・とは言っても、

玄関ドアに伸びる車いす用スロープを見ただけで尻込みしてしまうのは私だけではないはず!

4. 次男、長女の同居って・・・

最近では2.5世帯といって兄弟と一緒に住む人も多いみたいだけど、気疲れしそう・・・

5. そして、なんといっても!嫁を迎え入れるような間取りになってない!!

この3階建て住宅は、あくまで祖母+父母+子供たちが住む間取りであって、そこに嫁が入るとなると、長男の寝室のベッド半分を使えるぐらいで、自分自身専用の場所というものを確保することはできません。

居候というか、転がり込んできた厄介者というか・・・。

そもそも、子供が生まれても、次男、長女が出ていかなければ子供部屋を確保できません。

50年ぐらい前は当たり前だった家族の姿なんでしょうけど、あえてこんな気苦労しそうな家に嫁に行こうと思うなんて・・・よほど長男さんが魅力的でなければ無理でしょう。

結婚の条件ばっかり並べてるから結婚できない人が増えてるのよ!とお叱りを受けそうですが、「人はメリットがないことはしない」もので、現在すでに良い条件の結婚がないから独身でいるわ~という方はとても多いのです。

もし、父母さんが長男さんに結婚してほしいと思っていらっしゃるのなら、親子ローンを組ませず、いつでも独立できるようにしてあげたほうがよかった・・・。

お嫁さんに来てほしい!と思っているのなら、お嫁さんや将来の孫たちのスペースを作っておいてあげてほしかった・・。

祖母の介護を前にして、父母は「今建て直さなきゃ!」と思ったのでしょうが・・・

親子ローンのせいで長男さんの婚期が遠のく可能性は大きいと思います。。。

以上はフィクションですが、わたしが家づくりするに当たっていろんな二世帯住宅さんの話を聞いたり、読んだりするにつけ、親子ローンってのは諸悪の根源だなぁと思うようになりました。

とくに未婚の若い子供に負わせる親子ローンは、子供側があまり理解せずローンを組んでいる場合が多いのです。

ローンって要するに借金ですからね。

借金がある人と結婚したいか?

借金がある人が家を出て独立できるか?

親子ローンを組もう考えている子供たちには、借金をすることで失う自由を考えてもらいたいし、親子ローンを組ませようと考えている親たちには、子供から奪う自由について考えてもらいたいです。

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