失敗する?二世帯住宅の間取り 第一弾!お嫁さんのプライバシーがない家

家づくりするなかで出会った、「失敗するんじゃない~?この二世帯住宅 の 間取り !!」と思った例を3件、ご紹介します。

まず第一弾は、「お嫁さんのプライバシーゼロ!の間取り」です^^;

二世帯住宅 での 同居 が成功するか失敗するかは、間取り の問題・・・というより、家族の性格や希望するライフスタイルによります。

「この 間取り だったら絶対楽しい 同居 になる!成功する!」というものはなく、家族の個々人の性格やライフスタイルによって成功する間取りは異なります。

ですので、二世帯住宅 の 間取り を考える際は、よくよく家族と話し合って決定してくださいね^^

さてさて、では「お嫁さんのプライバシーがない間取り」をどうぞ ↓

1階

二世帯住宅 間取り 失敗例 / プライバシーを確保できない家

2階

二世帯住宅 間取り 失敗例 / プライバシーを確保できない家

玄関を入ると目の前に老夫婦のリビングがあります。

老夫婦のリビングを挟んで老夫婦の寝室とダイニング、キッチンがあります。

二階には若夫婦の寝室と子供部屋2つがあります。

完全同居タイプで、1階が老夫婦、2階が若夫婦世帯が住めるようになってますね。

さて、この間取りにあなたは住みたいですか??

わたしはこの間取りをみて、「絶対無理ぃ~~~!」と絶叫しました(笑)

この家、老夫婦が間取り考えたんじゃないのかなぁ・・と憶測しております。

だって、老夫婦にとって良いことだらけだもん^^;

わかりやすく、老夫婦側の視点で、この家での1日をストーリ仕立てで考えてみました。どうぞ ↓^^

【姑の1日】

平日の夕方、「老夫婦リビング」でおじいさんと一緒にぼんやりTVを見ながらコタツでミカンを食べていると、孫たち(2名)が学校から帰ってきました。

「老夫婦リビング」は玄関のすぐ前なので、誰が帰ってきたのかすぐにわかります。

TVもつまんないし、孫に「おかえりー」と声をかけました。

すると、孫が「老夫婦リビング」にやってきて、おなかすいた~と言います。

仕方ないわねぇ~よっこらしょ~と重い腰をあげて、孫たちと一緒にキッチンへ向かいました。

孫たちに用意してあったおやつを出し、ダイニングテーブルで一緒に食べます。

おやつのあと、孫たちはゲームがしたい!と言いだします。

でも「まずは宿題でしょ~」と諭し、ダイニングに備え付けの勉強机で勉強させます。

そして、宿題が終わると、孫たちは「若夫婦リビング」でゲームを始めました。

ピコピコうるさいけど、まぁ気になるようなら「老夫婦の部屋」へ逃げるとして、それまでは「老夫婦リビング」でTVの続きでも見ましょうかねぇ~・・・。

TVの前でのんびりしてると、お嫁さんが仕事から帰ってきました。

玄関から入ってくるお嫁さん、食料品を持っています。会社帰りにスーパーに寄ったようです。

今日の夕飯は何かしら・・・。気になってキッチンにふらふらと出て行きます。

「今日の夕飯はなぁ~に?あら、カレー?カレーなのぉ・・・・」

ぶつぶつ言いながらも、暇なので「ダイニング」のダイニングテーブルに座ってお嫁さんの料理をチェック、チェック。

孫たちは「カレー、やった~!おなかすいた~~」なんて言いながら、お嫁さんのところに寄って行きます。

孫たちに急かされて、お嫁さんは急いで夕飯の準備に取り掛かっています。

夕飯が出来上がるころ、息子が帰ってきました。家族団らん、みんなで食卓を囲んで楽しく会話をします。「ご近所の○○さんところの犬がねぇ~・・・」

家族団らんの夕食が終ると、孫たちと息子は「若夫婦リビング」でくつろぎます。その間にお嫁さんは食器を洗い、洗濯機を回しています。

わたしとおじいさんは「老夫婦リビング」に戻ってもつまらないので、「若夫婦リビング」で孫たちと一緒に過ごし、孫たちがお風呂に入るタイミングで「老夫婦リビング」に戻ります。

お風呂から上がった孫たちは「老夫婦リビング」に遊びにきてくれます。一緒にTVを見て、くつろぎます。

孫たちが寝る時間になると、わたしたち老夫婦も寝室へ入ります。今日も充実した1日でした・・・。

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どうでしょう・・?この間取りのメリット、デメリット、感じていただけましたか?

まず、この間取りのメリットは・・・
孤独を感じなくて済む
老夫婦はこの家の中心に陣取って、玄関から誰が入ってきたのかを瞬時に察知、そして声をかけることができます。

孤独感がないのは、孫たちにとっても同じですね。

学校から帰ってくれば、玄関入ってすぐに老夫婦がいます。

共働き若夫婦にとって、子供たちが祖父・祖母に見てもらえている、というのはとても安心ですよね。

さて・・・長所と短所は表裏一体と申しますが、この間取りのデメリットはなんでしょう・・?

おそらくそれは
プライバシーがない!
とくに嫁いできたお嫁さんにとって、これほどプライバシーがない家も珍しいのではないでしょうか?(汗)

仕事が終わってぐったり、少しはひとりで静かな時間を過ごしたい・・・と思いながら玄関ドアをあけると、そこには老夫婦が鎮座しています^^;

子供たちだけだったら少し椅子に座って休憩してから夕食を作りたくても、老夫婦の目があるとのんびりもしてられません(のんびりしてもくつろげません!)

夕食が終って旦那さんと子供たちだけでゆっくりしたい、と思っても、老夫婦が「若夫婦のリビング」まで乗り込んできます。

面倒を見てもらえるのはありがたいけど、寝るための「若夫婦寝室」に引き上げるまでプライバシーはありません。

平日、仕事が忙しいときはプライバシーがなくてもまだ孫たちの面倒をみてくれるということで老夫婦との同居に感謝できるでしょう。

しかし、休日、友達を家に呼びたいな~と思った時、どこへ友達を通せばいいのでしょう?

たまには惰眠を貪りたい!と休日に寝坊したとき、心配した老夫婦が2階に上がってこないでしょうか?

産休や育休で会社を休み、家にいるとき、常に舅・姑が近くにいることになり、安心である一方、自由は制限されませんか?

わたし、この間取りをみたとき、「嫁に自由など与えるものか!」という老夫婦の悪意さえ感じたのですが、考えすぎでしょうか(笑)

たぶん、このご家族は、「祖父祖母・父母・子供」という3世代が「家族」なんだから、プライバシーとかそんな堅苦しいものなくて当然という考え方なのでしょうね。

この間取りで同居が成功するには、お嫁さんが忙しすぎてあまり家にいないか、またはお嫁さんが舅・姑の前でも自然体でいられる必要がありそうです。

さてお次は、一転してプライバシーがありすぎる二世帯住宅の間取りをご紹介します。

一緒に住むからこそ孤独を感じる二世帯住宅

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